自動車班員(機械班)としての操法訓練…大変ですよねえ

自動車班員(機械班員)の悲しいほどに「縁の下の力持ち」な存在に泣けてくる

憐みの視線

 

この時期が、ついにやってきましたよね。

 

何?って、あれですよあれ!操法訓練!

 

 

とぼけても無駄です、3月から気になってたでしょ?笑
選手と違って、あまり深刻に考えてなかったけど訓練始まると大変なんですよね…。

 

選手と指導員以外となると、雑用は多いのにそれをこなす人数は全く足りない。
バタバタと必死に頑張ったところで「当たり前」なんですよね、誰か俺たちを評価してくれぇ〜。泣

 

不満はいっぱい、雑用もいっぱい。足りないのはみんなの愛情だけ。

 

 

「縁の下の力持ち」から「主役」になる方法

 

答えはたったひとつだけ。

 

選手が負傷して、あなたが選手になること。

 

どうです?可能性は十分ありますよ。
だって、私は経験者ですから…。

 

突然、選手になった私の経験を語る。

 

14年間いっしょに過ごしてきた、愛犬「まにゅ」。
朝から元気がなかったけど、仕事から帰宅すると動かなくなってた「まにゅ」。

 

悲しくてテンションもガタ落ちの中、自動車班員1年生の私は気力を振り絞ってイヤイヤながら笑顔で操法訓練へ。

 

詰所に着くと、いきなり分団長からのご指名で詰所の奥へ。
(えっ?イジメ!?体育会系の何かのイベントが発生したの…?)

 

引きつったような笑顔で私を迎える分団長。
私も不信感満載なとびっきりの笑顔で「お疲れ様です」の挨拶と「おう」の一言。

 

「1番員がドクターストップだから、お前が今日から1番員ね。ゼッケンと脚絆もらって大会まで残り2週間、足を引っ張るなよ!」

 

はい?なにか試されてる?深刻そうだし、笑いは求められてないよね…?

 

「…。今日ですね、愛犬が死んで…ごにょごにょ…。」

 

「それって何か関係あるの?グダグダ言ってる暇あるの?お前に。」

 

自動車班1年目で、昨日まで雑用しかしたことない私がすでに水出しが始まってる訓練の海へ・・・。
ここは深海なのか?見えない、何も見えない、ってか見たくない。涙

 

「まにゅ」が今まで鬼畜な人分団長から私を守ってくれてたんだろう…と、実感させられた瞬間でした。

 

 

 

いきなり選手するよりは、雑用でいいかも・・・

 

怒られるかもしれないけど、正直に言うと選手との温度差ってあるんですよね。

 

選手のときと比べると、操法訓練のことを考えた際に憂鬱感が違いますもん。
大変だけどプレッシャーがない分、精神的には疲弊しないよね。

 

だから、雑用から解放されるために選手になる!と考え、そうなるように負のオーラを選手に送る行為は、あなた自身を苦しめることになります。笑

 

ちょっと冷静になればわかるはず。
集まれのラインに自分だけは入れない時のプレッシャーって何なの?
意識しすぎて、半テンポ動きが遅れてしまうよ…。

 

視線が痛い…、怒号が聞こえる…、5cmあるはずの白線が糸の細さに感じる…。

 

 

 

なんだかんだ、無理やりまとめると…

 

自動車班員の雑用はしょーがない。
そういうものなんですよ、日の目を見ないただの雑用係。それでいいんですよ。

 

操法大会で結果が出ても、失敗しても主役は選手だけ。
選手の横で、一緒に感慨にふけれる者は指導員くらい。
そこは雑用係のあなたの居場所ではない!

 

でもね、そんなあなたがいてこそ訓練は成り立っているんですよ。
操法大会に出場できてるんですよ。

 

面と向かって、分団三役はもちろんのこと一般団員からも評価の言葉はありません。
選手と指導員が表舞台の演者、一般団員が裏方とするなら、あなたの存在は小道具くらいなのでしょう。

 

とは言っても、小道具があるから演者と裏方が繋がるんですよね。

 

演者にとっても裏方にとっても、あって当然である小道具。有難味なんてまったく感じてくれません。
しかし、小道具に最後までなりきってくれる、あなたの存在こそ最も肝の部分なんです。

 

もしも、そんなあなたの存在を軽く扱うような三役・選手・指導員であるなら結果は見えてますよ。
もちろん、悪い方でね。それくらいの存在な訳なのです。

 

単なる雑用係ではなく、訓練が濃いものになるかはあなた次第だという自覚とプライドを持って頑張ってくださいね!

 

じみ〜で大変でしょうが。
意外と笑い話や思い出になるものなんですよ、じみ〜な経験をした者同士しかわからないけど。笑

 

 

追伸

 

突然の選手から、11年の月日が流れました。

 

当時のケガをした選手は私の1歳上の先輩だったのですが、現在も会うたびに愚痴ってます。笑
ネチネチ、グチグチ、と。

 

ここ数年は、あいさつの代わりに「ごめんね」から会話が始まるくらいに精神的なダメージを与えています。笑
これも今になれば美しい思い出ですね!